商工会活用術 補助金編
秋保の奥座敷にあるカフェで
美味しいコーヒーと
癒しの時間を。
支援を受けるきっかけ
IT系の企業に勤め続ける未来を想像できず、妻ともども退職し、市内のコーヒー店で修業ののち、42歳になる2016年4月に開業しました。今年で7年目になります。最初は私がカフェ、妻が花屋をしていたのですが、今はカフェ営業のみです。店を始めてすぐくらいからみやぎ仙台商工会の会員になり、同じ会員であるエアコンの掃除業者を紹介していただいたり、確定申告の時にお世話になっています。
お店を拡張したいと考えていた時に、元々補助金は様々あるのですがコロナ禍でさらに増えており、それを使った同業者の話も聞いていたので、商工会に私たちの店舗に合った補助金がないかを相談して、小規模事業者持続化補助金の申請をすることにしました。
取り組み・活用方法
お客様からの反響が思っていた以上に早く、この環境で食事ができることをとても喜んでいただいています。うちは店内に看板猫がいて、その子たちに会いに来たり、ワンちゃん連れでいらっしゃるお客様もいらっしゃいます。ワンちゃんと一緒に入れて、このようにテラス席が屋内にある環境のカフェは秋保にはないので、とても助かるとの声をいただいています。2021年5月に造ったのですが、冬もストーブを焚けば十分暖まります。密な環境を避けていらっしゃるお客様にも好評です。
支援を受けての感想
補助金を申請するのに一番苦労したのは、書類を作ることでしたが、商工会の担当の方からとても丁寧に対応していただき、一緒に親身になって考えてくれたので本当に助かりました。移動販売車を置く次の展開も補助金を活用したいと考えていますので、次回もぜひお願いしたいです。今も十分いろいろ協力していただいているので、引き続きこの関係でいたいですね。
テラス席を拡張したことでお客様にも喜んでいただいているので、本当に造って良かったと思っています。
事業所のPRポイント
店名の“kukka”は、フィンランド語で「花」という意味です。お客様はお若い方からご年配の方まで幅広く、口コミや以前来られたお客様がお友だちを連れてきてくださいます。猫カフェではないのですが、看板猫のMoiに会いに来られたり、自然豊かな場所ですから、日頃の疲れを癒しにいらっしゃるお客様も来店されます。
このテラスや隣の広場などを使って、猫の譲渡会や、音楽イベント、マルシェなども開催しており、私もウクレレで参加しています。コロナ前にテレビ番組の取材があり、出演された芸能人のファンの方にも結構ご来店いただいています。
今後は看板代わりに外に軽バンを置いて、店内とは違うメニューでのテイクアウトのほうにも力を入れたいと思っています。秋保は忘年会などで来るイメージがどうしても強いですが、移り住む方やお店もかなり増えてきていますので、通りかかったお客様に寄っていただけるよう工夫したいですね。
商工会の活用ポイント
今回の小規模事業者持続化補助金の情報は、同業者が使っているという話を聞いて私のほうからご相談しましたが、これからどういうことをやりたいかを日頃話しておくことで、よりそれぞれのお店や事業にぴったりの情報を提供していただけると思います。
【活用した支援メニュー】
小規模事業者持続化補助金
これまでのテラス席は完全に外にありました。当店は自然豊かな環境であるため虫も多く、「外で召し上がりたい」というお客様は年間を通して4分の1程しかいらっしゃらない状況でした。しかしコロナ禍に伴い、それほど広くはない店内にお客様を集中させず、テラス席に分散させるために、これまであったテラスの面積を倍に増設し、周囲を囲った空間にしました。カウンター席を中心にしたことで、お一人での食事やご自分の時間を楽しみたいお客様にも好評です。
利用できる補助金は時節によって様々です。
詳しくは商工会までお問い合わせください。
取材先企業
Kukka with Flower & Cafe
店長 和賀 隆史さん
秋保温泉の中心部から車で約5分。自然に囲まれた静かな環境にあるカフェです。北欧テイストの店内と、自然と調和した冬でも暖かなテラス席で、お食事やお飲み物をお楽しみください。
事業者情報
Kukka with Flower & Cafe
〒982-0242 宮城県仙台市太白区秋保町境野字羽山48-4
TEL: 022-398-9047
URL:https://kukka087.com/
自然の中で自宅のようなくつろぎの時間を。
四季を通して静かで落ち着いたくつろぎの空間で、自家焙煎コーヒーとお食事、そしてスイーツをお楽しみください。イベントやコンサートも開催していますので、ぜひホームページもご覧ください。