商工会活用術 補助金編
取得をサポートいただいた
補助金で始めた
新サービスで売上アップ!
支援を受けるきっかけ
商工会には10年以上前に入会していたのですが、隔月の会報を読むくらいで活用の仕方がわかりませんでした。今回は補助金のDMがきっかけで商工会の経営計画作成セミナーに参加し、小規模事業者持続化補助金を申請することになりました。こちらはタイヤ保管サービスのチラシの作成・配布とガレージリフトの購入に使い、同様に申請した県の補助金は、事務所のリフォームに使いました。コロナ禍だったのでアクリルパネルの導入や、20年前に建てたままのトイレや床材のリフォームを行いました。それがきっかけでほかにも様々な補助金を商工会から提案していただき、インボイス制度が始まる時にはIT補助金も申請しました。
取り組み・活用方法
タイヤ保管サービスのチラシは半径3km圏内に配布し、そのおかげで現在約50件のタイヤをお預かりしています。ここ南光台は古い地域で、もともと弊社はここに根付いていたのですが、タイヤをお預かりすることでマンションやアパートの方々が顧客になりました。夏タイヤと冬タイヤをお預かりする保管料と、タイヤの摩耗をチェックして販売に繋げることで利益がぐっと伸びました。併せて購入したガレージリフトのおかげで、作業が効率化でき、負担も減りました。
支援を受けての感想
売上や作業効率化はもちろんなのですが、書類作成を我ながら本当によく頑張ったという大きな達成感がありました。これをきっかけに別の補助金を提案していただき、私のほうから商工会に足を運ぶようになりました。8年目にして商工会の活用法がわかったというか(笑)。以前は送付されてくる冊子やDMは自分には関係ないと思っていて、補助金というシステムを知りませんでした。今後はこれまで以上に情報をいただき、私も面倒くさがらずにそれを見て、活用していきたいと思います。
事業所のPRポイント
2005年8月に会社を立ち上げ、この8月から20周年に入りました。元々タイヤの専門店で卸売の営業をしており、自分で立ち上げた方がいいのではないかと考えて会社を始めました。自動車のタイヤ、ホイールを扱っており、整備工場やガソリンスタンドなど法人への卸売が8割、一般小売が2割です。これに新たにタイヤ保管サービスが加わりました。繁忙期はタイヤの交換が必要な3,4月と11,12月で、特に冬場はパートの方にも来てもらい、朝から晩までの作業になります。
ここ南光台の出身で、本当に地元密着で営んでいます。町内会の役員ですし、消防団や青年会にも所属しています。この界隈の店や会社は同じく地元密着のところが多く、この地域だけでも商売が成り立つところもあるので、会社の経営はもちろんですが、近隣の方々との人付き合いに重きを置いています。
東日本大震災の時は1ヶ月ほど仕事が止まりました。しかし車が津波で流されてしまった分、4月に入ってから中古車需要が一気に来て、V字回復ではありましたが大変でした。
商工会の活用ポイント
商売を始められる方はぜひ入ったほうがいいと思います。わからないことは何でも聞けますし、書類作成も手伝ってくれるありがたい存在です。年会費は事業規模に応じて異なり、私の場合は1万2千円ですが、それに会報や様々な相談も含まれているので、上限はありますが専門家にお願いする経費がかかりません。
【活用した支援メニュー】
小規模事業者持続化補助金
コロナ禍で車検期間が延長され、それに付随する様々な作業も延期されたため、対前年比の売上が落ち込み補助金を申請。タイヤ保管サービスを始め、そのチラシの作成・配布、タイヤ交換作業効率化のためのガレージリフトを購入しました。タイヤは自社倉庫で預かるため保管料がすべて利益になり、タイヤの摩耗のチェックと購入のご提案ができるため、売上に結び付きました。この業務を始めたことで、近隣のお客様への知名度もアップしました。
取材先企業
有限会社 タイヤプロ東北
代表取締役 山田 強さん
自動車のタイヤ、ホイールを取り扱う専門店。整備工場やガソリンスタンドへの卸売りがメインでしたが、タイヤ保管サービスを導入して個人のお客様にも力を入れています。
利用できる補助金は時節によって様々です。詳しくは商工会までお問い合わせください。
事業者情報
有限会社 タイヤプロ東北
〒981-3111 宮城県仙台市泉区松森字明神27-15
TEL: 022-771-9610
MAIL:tire-pro@iaa.itkeeper.ne.jp
タイヤに関する困りごとは当社へ!
特に女性にとっては、タイヤを車に積んで交換してくれるお店まで運ぶのは重労働。タイヤ保管サービスなら、事前に予約を入れて来店するだけ。保管から車の足回りの安全までお任せください。